たとえば医者になりたいから医学部に行く
医者になって何がしたいのか? ⇒ここが問題です
例1.健康に貢献したい
医師の仕事は確かに寿命の延長に役立っていることは間違えないです。
外科医が患者の近くにいるから、急性の疾患に対しても手術ができるし
患者をしっかり観察する内科医がいるから微妙な問診や身体所見から早期診断、早期治療ができたりするのです。
ただ、寿命を延長させているのは医師だけではありません。
新薬の開発によってどれだけ多くの人の寿命が延びるでしょうか。
公衆衛生政策によってどれだけ多くの病気が予防できるでしょうか。
例2.お金持ちになりたい
お金持ちになりたいのであればほかにも手段はあります。
ただ参入障壁が高いので、医師になれば現状ではそこそこの高収入になりますが、
今後の政策や、一生安泰とも言い切れないと思います。
医学部に落ちてしまったしても、お金持ちになるにはどうしたらよいのか考えれば
経営者になる・トレーダーになる・・・といろいろ本気で考えればほかの手段は思いつくはずです。
むしろなまじ大学受験に成功してしまったばかりに医師という職業にこだわってしまうあまり、
この人の人生の目標とか、何がしたいんだろうなとかわからない人をちょくちょく見かけます。
フレームに縛られない生き方が、よりよい人生を送るうえで重要なのだと思います。
医学部を出ようがこっちの方がいいと思うことがあるなら、やってみればよいのです。
(出来れば若いうちに)
(医学部を出て医師にならないと医学部に税金を使ってるのに何事という非難はよく出ますが、
その非難は暗に医師以外の職業を就くことは医師になるほど社会の役に立たないという意味を含んでいるようでなりません。
本当は仕事として存在している以上、需要があるわけで、誰かのQOLの向上にあらゆる職業が役に立っているのです)
医師を具体例にして話しましたが、ほかの職業に関しても同じです。
手段と目的が明確化していれば、仮に当初目的としていた職業に就けないとしても
何らかの形で目標を達成しようと、希望をもって人生を送ることができるはずです
当初の目標大学の受験結果の合否がどうであれ、人生が充実し幸せであればそれでよいのです
(大学受験を成功させるサイトでこんなこと書くのも変な話ですが)
ただ全力で努力したことは、その後の人生で必ず役に立ちます。
何が目的か、何が手段か、巨視的にも、微視的にも意識することは重要です!
まずは目標大学の合格を目的に頑張ってみましょう!